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ハードロックナットは日本古来の建築技術「クサビ」の原理をナットへ利用した商品です。凸ナットと凹ナットの2個が一組となっており、ボス部を偏心加工した凸ナットと真円加工した凹ナットを組み合わせて締め付けると、クサビの原理により強力な緩み止め効果を発揮します。溶接レベルの一体化を実現する事ができる上に、何度でも繰り返し利用する事が可能です。
リム付は凹ナットの下部にリムがあり、締め付け工具が凸ナットにかからないので同時に回してしまう事がなく、従来品より作業効率が向上しています。
難削材と言われる鋼材の一種で、ニッケルを主成分とし、クロムやモリブデンを多く含有させる事により耐食性・耐熱性を高めた合金鋼です。ALLOY22やALLOY276等が代表的です。ハステロイ(Hastelloy®)という名称は、アメリカのヘインズ インターナショナル社(Haynes International,Inc.)の商標登録名になっています。
ハステロイ製のねじはこちら。
主に机の脚、家具などの取外し可能な連結部分に使用される、通常のねじとコーチスクリュー(コーチねじとも呼ばれるピッチの荒い強力な木ねじ)が一体となったボルトです。頭部のない棒状で、一端が尖ったコーチねじ部、反対側は円筒形の通常ねじです。
コーチ部を母材に捻じ込み、ねじ部に相手材の雌ねじ(鬼目ナットなどのインサートナットや六角ナットなど)を組み合わせ連結します。鬼目ナットとなら、金具を見せずにスマートに連結出来ますので、木製ノックダウン家具(組立家具)などに利用されます。接合部分に隙間が生じないよう、コーチ部は完全に母材に埋め込みます。
ハンガーボルトのご購入はこちらから。
頭部がある雄ねじを持ち、円筒部の“一部”にねじが切られているものになります。半ねじと呼びますが、決して首下の半分がねじ部という訳ではありません。また、中ボルトと呼ばれる事もありますが、この場合は、ねじ精度『中仕上げ』を示す場合もありますので、注意が必要です。
旋盤加工で使用される工具の一種で、本体の先端に刃がついており、回転する切削加工物に当てて目的の形状に形成させる事ができます。
スプリングワッシャーを参照。
フェルトなどの柔らかい素材(バフ)に研磨剤を付着させ、回転させて品物に圧をかけ研磨する方法です。加工表面の光沢をだし、主につや出しや鏡面仕上げなどの最終仕上げ工程に用いられます。
金属やプラスチックなどを切断・切削加工した時にできる切口の縁にはみ出て残る突起物などを指します。
樽を意味するバレル(barrel)と呼ばれる容器に工作物(ワーク)と研磨剤やコンパウンド・水などを入れ、回転や上下運動など振動を与えて研磨する加工方法です。
これは一度に大量の加工が可能ですが、比較的小さい工作物を対象とし、主に切削加工などのバリ取りやスケール除去などに用いられます。
表面を化学的に処理して皮膜を生成させる代表的な化成処理の方法で、“黒染め”及び“パーカーライジング”の総称です。
“黒染め”は四三酸化鉄皮膜、“パーカーライジング”は燐酸塩皮膜となります。どちらも油っぽくベタつきがあり、防錆力は弱く、特に防錆油が無くなるとほとんど防錆力はなくなります。
表面色は“黒染め”の方がより黒く、“パーカーライジング”はやや茶色となります。
“パーカーライジング”はナシ地になる為、通常は塗装の前処理として行われます。現在、市販品はほとんどが“黒染め”になっています。
溶接する際に位置がずれないようにするための溶接ナットの底部にある座を指します。
ステンレスは錆びないというイメージですが、正しくは錆びにくいという意味合いになります。これは、ステンレスにある酸化クロム(不動態皮膜)が錆びにくくさせているのですが、極めて薄い為、加工などにより剥がれ、その部分から錆が発生します。パシペート処理は、不純物を取り除き不動態皮膜を強制的に生成させる処理になります。したがって、『不動態化処理』とも呼ばれます。
ブライト処理と呼ばれる場合もあります。
頭部方向から見て反時計回りに回すことによって締結するねじです。主に右回転する軸などを固定するような場所(右ねじだと緩む恐れがある場所)へ左ねじが使用されます。
右ねじの正ねじに対し、逆ねじと呼ばれる場合もあります。
左ねじの取扱一覧はこちら。
引張強さとも呼ばれ、金属が破断するまでの最大の強さを表します。
金属は引張力を上げ続け、一定の力に達するとやがて伸びて元の形に戻らなくなります。この位置を降伏点といいます。
更に引っ張り続けると金属は破断してしまいます。この破断する直前の最大応力を引張強度といいます。
頭部を横から見ると平らになっているので、平頭と呼ばれます。頭部の出っ張りを最小限に抑えたいような場所へ使用されます。
対辺参照。
ネジの先端部の回りに45°の面取りを行い、先端表面を平らに加工したものを指します。
鋼板に穴が空いている座金で、相手材の保護などに使用されます。座金の形状は様々ありますが、平座金と言えば基本的に丸形になります。平ワッシャー・丸ワッシャーやプレーンワッシャーなどとも呼ばれます。
平座金のご購入はこちらから
PEEK(ピーク)を参照。
別名スイス式とも呼ばれ、ピーターマン型自動旋盤やピーター式自動旋盤と呼ばれるスイスの自動盤メーカーの名前から来ています。通常の切削加工はワークに対して工具が移動して加工を行いますが、こちらはワークを移動させて加工させる加工します。細く長い部品を高精度で加工できるのが特徴です。ちなみにピーターマンはこの機会を開発したとされる人物の名前です。
ピーリングとは“剥ぎ取る”や“皮をむく”という意味から、熱処理でできた表面の黒皮や、鋼材表面のキズ・脱炭の除去などを目的とした切削での表面処理方法の事です。
ねじ山とねじ山の頂点間の距離を指します。細目は並目に対してこの間隔が短くなっています。
メートルねじのピッチ規格はこちらからご覧下さい。
インチねじ(ウィット・ユニファイ)のピッチ規格はこちらからご覧下さい。
ボルトなどへ割りピンやスナップピンなどの抜け止め用のピンを通す為の穴を指します。ピン穴付は一般的には販売されていないので、追加工などを行い形成します。
主に穴径を測定する工具の事です。ピンゲージには、丸い穴径だけでなく、六角穴などの幅や深さなどを測定するものもあります。
フェノール樹脂は、ベークライトとも呼ばれ、フェノールとホルムアルデヒドを合成させた人工樹脂です。レゾール型とノボラック型に分類され、レゾール型は熱硬化性樹脂、ノボラック型は熱可塑性樹脂となります。
電気絶縁性・機械的特性が良く、合成樹脂の中でも特に耐熱性、難燃性に優れています。耐油、耐薬品性も高いですが、耐アルカリ・耐衝撃性は弱くなります。性能の割には比較的安価であるというのがフェノール樹脂の特徴となります。
フェライト系ステンレスとは、ステンレス鋼材組織のひとつで、高クロム(18%Cr)のステンレスです。マルテンサイト系ほどの強度はありませんが、熱処理を行っても硬化しないので、加工性・伸延性に優れています。熱に強い特徴を持っているので、高温パーツや厨房機器などに用いられます。ただし、475℃付近では脆くなるという性質(475℃脆化)を持っているので、注意が必要です。また、フェライト系は、ステンレスですが磁性を伴っています。
代表的なフェライト系ステンレス:SUS430【18%Crステンレス】、SUS410L、SUSXM-27など。
ねじを成形する際、加工工具と加工材料の食い付き部はねじ山が不完全となります。その部分を不完全ねじ部といいます。主に、半ねじボルト(円筒部のある雄ねじ)のねじ部との境界部や全ねじの首下部に生じます。また、ねじ先端への面取り部も不完全ねじ部となります。
※不完全ねじ部はねじ部には含まれません。ただし、一般的にねじ長さとしては、先端の面取り部は含まれる事が多いです。
パシペート処理参照。
フランジ付ナイロンナット参照。
フライスと呼ばれる複数の切り刃を持つ工具を回転させ、切削加工を行う工作機械です。フライスの回転と、加工対象物の送り・切り込みを組み合わせた加工法です。ミリングマシンとも呼ばれています。
フランジとは軸となる円筒あるいはその他部材などからはみ出すように出っ張った部分の総称を表します。
同じフランジでも、部材によっては用途などは全く異なります。
ねじの場合は、締付け部より広くする事により、接地面が広がり安定した締付けが行えます。いわば平座金のような役割となります。
ナイロンリングをかしめた金属製のナット(ナイロンナット)とフランジが一体型となったナット(フランジナット)が一つになった緩み止めナットです。
フニロンナットとも呼ばれます。
パシペート処理参照。
六角穴付テーパープラグといいます。相手側のねじ部の深さ(材料の厚み)によって「浮き」と「沈み」を選択。厚みが薄い材料にメネジがたっている場合、「浮き」ではなく「沈み」プラグで締めてしまうと、ネジ部を通り越して、反対側に落ちる可能性があります。そのような事態を避けるため外に残るように「浮き」を使うことができます。
材料に厚みがあり、雌ネジのネジ切りを途中で止めている場合には、反対側に落ちる心配が無いので「沈み」プラグが使用できます。
栓ゲージとも呼ばれ、穴の直径を測定する工具になります。プラグゲージには通りゲージと止まりゲージがあり、互いに各寸法の限界ゲージとして使用します。
頭部裏側の座面にリブがついており、ラッパ頭では沈ませられないような硬いボード(構造用合板等)へも沈み込ませることができます。
フレキ頭のねじ一覧はこちら。
ボルト頭部のリセス形状の名称で、トルクスまたは6ロブなどと呼ばれる六角の星形状の穴を表します。ドライバーとの噛み合いが強い為、力の伝達力が強くカムアウトしにくいというメリットが有ります。
ヘクサロビュラ(ヘックスローブ・ヘックスロブ)形状の商品はこちら。
ヘッダー加工とは、冷間圧造におけるボルトなどの製造方法の工程をいいます。主に量産タイプのボルト類などに利用されます。
ヘッダー加工時に、ねじ先端を面取り形状へ加工したもののこと。
高炭素鋼(S45C・SCM435など)を焼入れ処理し強度を高めると熱処理した鋼製品は金属の表面が熱処理前より少し荒くなります。そのため電気亜鉛めっき処理を施した場合、硫酸や塩酸に含まれている元素の中で一番小さい水素が鋼製品の中に入ってきます。
たくさんの水素が入ったまま時の経過を見ると、水素が集積し気体となり、製品中の体積が膨張します。その結果、亀裂発生が生じ、破断や折れなどの原因となります。
熱処理した鋼製品に水素が入ってきて製品が脆くなることを水素脆性と呼び、それを防ぐために行われるのがこのベーキング処理です。これはメッキ過程の途中(電気亜鉛めっきとクロメート処理の間)でネジなどの製品を200℃前後で4時間以上加熱して水素を除去する処理になります。
12.9強度以上の高強度ボルトへの電解めっきは行えません。
英語で(bench=作業台 lathe=旋盤)という事から、いわゆる卓上旋盤と言われます。あまり大きいものは加工できませんが、切断・面取り・溝加工など簡単な加工ならこちらを利用されます。
ペンチレースと呼ばれる事も多くありますが、正しくはベンチレースとなります。
ベンダー(曲げ加工機)によって、金型を用い、金属などの板材や管材(ワーク)を特定の角度や形状へ曲げて変形させる加工の事といいます。
板材を加工する機械をプレスブレーキ、管材を加工する機械をパイプベンダーといいます。
おにぎり形状をしたスプリングの緩み止め商品です。
六角ナットの上から締め付けると、ボルトに対する緊張力により三角形が六角形へ変形し、スプリング3辺でナット面を押下する事により緩み止め効果が得られます。
ボルト余長が5巻以上あれば、既設のボルトへも取付けが可能です。新設の場合は12角ソケットへペタルファスナーとナットの順に挿入すれば、同時に取り付ける事も可能なので作業の時間と手間を軽減する事ができます。
ペタルファスナーのご購入はこちらから。
ペルフルオロオクタンスルホン酸塩(PFOS)とは、有機フッ素化合物の一種です。水溶性が低い・蒸気圧が小さい・界面活性能が高いため、はっ水剤やコーティング剤、また消火剤などに使用されていました。しかし、人や動物の体内に蓄積されやすい性質である事から、人体などに害を及ぼす可能性があるため、2008年6月に使用を禁止する『PFOS規制』が実施されました。
ホーマー(フォーマー)加工とは、主に冷間において金型を利用した圧造の製作方法の工程をいいます。主に量産タイプのナット類などに利用されます。
六角穴付止めねじ参照。
工作物をテーブルへ固定し、主軸にドリルなどの切削工具を取り付け、回転させながら軸方向に送りを与える事により、穴を開ける工作機械です。
ボール盤では穴あけの他、座グリ・中グリ・タップ立てやリーマ仕上げなどの加工を行う事が可能です。
ボール盤の種類も“直立ボール盤”“卓上ボール盤”“ラジアルボール盤”など様々な種類があります。
構造用合金鋼(SCMなど)の代用品として、ボロン(ホウ素)を極少量含有させて鋼材です。ボロンを含有させる事により焼入れ性が増すので、加工性を維持しながら強度を得ることができます。さらに、ニッケル・クロム・モリブデンなどの高価な元素を少なくできるので、コストを抑えることもできます。
POM(ポリアセタール)を参照。
PC(ポリカーボネート)を参照。
ポリゴン加工とは、刃物と対象加工物を2:1の割合で回転させる事により多角形の形状を成形させる加工方法です。刃の枚数が2枚だと四角形、3枚だと六角形となります。
ポリスライダーとは、高分子の「ポリマー(樹脂)」と「滑るもの(スライダー)」より由来された名称です。
株式会社旭ポリスライダー社より特許開発された材質で、摩擦係数が少なく、耐クリープ性・熱伝導性が良好です。自動車部品や電気製品、カメラなどに使用されます。
PP(ポリプロピレン)を参照。
ポンチとは、金属材料にドリルなどで穴加工を行う際に、ドリルの先端が逃げないように誘導する為の目印(くぼみ)をつける工具です。
使用方法は穴を開ける箇所へ先端を当て、ハンマーで叩くのが一般的です。現在は、ハンマーが不要で自動でマーキングができるオートポンチもあります。
高ナットにおいては、片側の入り込みを防止する為、真ん中にくぼみを入れたものがあります。そのくぼみ(ストッパー)をポンチとも呼びます。
管用ナットを表しています。楽器やステレオなどのボリュームのつまみの内側に使われることからこのような名前が使われています。