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頭部がリング状になっているボルトです。人の手では持ち上げられない設備等をクレーンなどで持ち上げる際、まずアイボルトを機器等に取り付け、リングの部分にフックやロープ等を引っ掛けて吊り上げるというのが最も一般的な用途になります。アイボルトをコンクリート等に埋め込み、そこにチェーン等を繋げて盗難防止にするといった形で用いられる場合もあります。
重荷重のかかる用途が多いため、リングの部分に破断や変形が生じないよう保証荷重が定められています。
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青みがかった銀白色で、原子番号30・元素記号Zn・原子量65.38の金属です。常温では錆びやすいですが、110℃〜150℃の間では展性・延性に富む性質を持っています。ねじとしては、そのまま溶融して鋼材を漬けるめっき(ドブめっき)や電解メッキの下地などに利用されます。
主に鉄素地の防錆や防蝕を目的としためっきです。ただし、亜鉛めっきのみだと酸化しやすく錆びやすいので、通常はめっき後にクロメート処理を行います。これにより耐食性も向上し、外観もよくなります。
アセンブリ(assembly)とは、元々機械などの最終組み立ての事を言います。ねじ用語としては、座金組込みねじなどの事を指します。
圧造とは、金属へ圧力をかけて変形させる塑性加工方法で、一般的に冷間圧造とされ、常温状態のままヘッダーやパーツフォーマー(ホーマー)と呼ばれる機械でパンチとダイスを組み合わせて金属材料(ワーク)に横方向に圧力を加えます。
類義語として鍛造があります。
建築現場において、建造物などをコンクリートへあと付けする機能をもつアンカーの事を表わします。あと施工アンカーには、金属系アンカーや接着系アンカーなどがあり、その中でも多数種類がありますので、これらを用途に応じて使い分けます。
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メッキ処理前にねじを切らず、先にメッキをつけ、その後ネジ(タップ加工)を切ることをいいます。溶融亜鉛メッキなど亜鉛が溜りやすい製品に行う事により、ねじが入らないといったアクシデントを事前に回避します。
ただし、この場合はメッキ後にタップをたてる為、ねじ部は素地となりますので錆などに注意が必要です。
アルマイト処理参照。
頭部が主に六角形状をしており、頭頂部に少しくぼみがあります。十字穴やプラスマイナス(±)の穴が開いているのでスパナ・ドライバー等様々な工具で締め付けが可能です。
アブセットと呼ばれる場合もあります。アプセットはアプセットボルトやアプセット小ねじなど人によって呼ばれ方が異なります。また座金組込み(セムス)タイプもあります。
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ネジの先端部が切断加工のまま、面取りがされていないものを指します。俗に『切りっぱなし』とも呼ばれます。
荒先の場合、ナットなどが入りにくくなる可能性がありますので注意が必要です。
電気めっきは金属を陰極にして電解液中の金属イオンを還元析出させますが、アルマイトは電解液中でアルミニウムを陽極として電気分解し、表面に陽極化酸化被膜を生成させ防蝕、耐磨耗性を向上させます。様々な着色も可能で装飾品としても利用することが可能です。アノダイズ処理や陽極酸化処理とも呼ばれます。
軽金属の一種で、一般的にはアルミと呼ばれ、鉄などに比べると非常に軽い材料となります。鉄の比重が7.8となり、アルミは2.7ですので約1/3程の軽さになります。
また軟らかい為、加工性もよく、表面は酸化皮膜により耐食性も非常に優れています。
ただし、強度面では鉄やステンレスなどに比べると劣ります。
木造や鉄骨の建造物や設備機器などをしっかり固定する為に、土台となるコンクリートへ埋め込んで使用するボルトです。代表的なタイプとしてはL形・LA形・J形・JA形などがあります。建造物の基礎に使用される事から基礎ボルトとも言われます。
通常のプラスドライバーや六角レンチでは取り外しができないように特殊なリセス形状をしたねじになります。
tamper(いじりまわす)proof(耐えられる・抵抗できる)の意味から、いじり防止という意味となります。
こちらは専用の工具が必要となります。
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1周で1ピッチ移動するねじでリードとピッチが等しいねじです。一般のねじの殆どが一条ねじになります。
虫ネジや止めねじなどとも呼ばれ、ピンの位置固定などに使用します。
イモネジや虫ネジという呼ばれ方は、主に先端に十字穴(+)やすり割り(-)の穴が開いているものを指します。
六角穴付に対しても呼ばれる場合がありますが、厳密に言えば異なります。こちらは主に“ホーローセット”と呼ばれます。この呼び方は六角穴付にのみ使用されます。
耐熱性、耐蝕性、耐酸化性、耐クリープ性などに優れるニッケル系の超耐熱合金です。プラント、原子力産業、航空産業等に使用されます。加工硬化が生じやすく、熱伝導率が悪い等の理由により、切削加工が困難な難削材の一つです。ALLOY600,ALLOY601,ALLOY625などが代表的です。
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インチねじにはユニファイねじとウィットねじがあります。どちらも1インチ(=25.4mm)を基準とし、分母を8とした際の分子を呼称とします。ねじピッチは1インチに対する山数で表します。ユニファイねじとウィットねじの違いはねじ山の角度で、ユニファイねじの山の角度は60°、ウィットねじの山角度は55°となっています。
メートルねじは60°となります。
主なインチねじ(ユニファイ・ウィット)表示の読み方
表示(読み方)・ mmに直した約寸
1/8(いちぶ)・ 3.175
5/32(さんにのご)・ 3.969
3/16(いちぶごりん)・ 4.763
1/4 (にぶ)・ 6.35
5/16(にぶごりん)・ 7.938
3/8 (さんぶ)・ 9.525
1/2 (よんぶ)・ 12.7
5/8 (ごぶ)・ 15.875
3/4 (ろくぶ)・ 19.05
7/8 (ななぶ)・ 22.225
1"(インチ)・ 25.4
1−1/8(インチいちぶ)・ 28.575
1−1/4(インチにぶ)・ 31.75
1−3/8(インチさんぶ)・ 34.925
1−1/2(インチ半)・ 38.1
インチねじのひとつで、イギリスのウィットウォースによって産業革命期の1841年に考案された規格です。標準ねじとして史上初めてつくられた規格で世界各国に広まりました。しかし、軍需品の互換性を図るためにユニファイねじ規格がアメリカ・カナダ・イギリスの共通ネジ規格として定められ さらにそれを基にISOインチねじ規格(1958年)が制定された事に伴い、ウィット規格は国際的な規格ではなくなりました。日本でもJIS規格としては1968年3月に廃止されましたが、今でも建築・給排水などの分野や、古い機械で一部使用されています。
ねじ山の角度は55°です。同じインチねじであるユニファイねじと区別するように、多くの場合でサイズの前に“W”と付けられます。(例)W3/8×40
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棒状の両端にねじが切ってあり、片側(植込み側)を機械本体にもう片側は部品などに取り付けるボルトです。基本的には植込み側と反対側でネジ長が異なり、植込み側が短くなっています。
主な用途は、天井から吊り下げたり、機械本体のカバーを取り付けたり、自動車や自転車のホイールを取り付けたりするのに使われています。
強度の検査がしやすく、引っ張り等に強いので、一度締めたら二度とはずさない所に埋め込んで使用します。スタッドボルトとも言われます。
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検査対象品に塩化ナトリウム溶液を噴きつけ、赤錆の発生時間を観察する検査方法です。耐食性の試験では、この検査方法が最も主流になっています。中性塩水噴霧試験(35℃)・酢酸酸性塩水噴霧試験(35℃)・キャス試験(50℃)の3種類があります。
また、塩水噴霧試験方法にも規格があり、『JIS Z 2371』になります。
フライス加工に使用される切削工具の一種で、本体の側面に刃が付いています。回転させる事により、その側面の刃で金属母材を様々な形状を形成する事ができます。
銅と亜鉛の合金で、一般的には真鍮と呼ばれる場合が多いですが、亜鉛が20%以上含まれたものを黄銅といいます。材質表記として“BS”と表記される場合もあります。
亜鉛の含有量が約30%で七三黄銅、約40%で六四黄銅となります。亜鉛の含有量が増すごとに硬度は上がりますが、その分脆くなるので、45%以上になると実用できません。
亜鉛の割合が少なくなるにつれ赤みを帯び、20%未満のものは“丹銅”と呼ばれるます。
その他にも、被削性を上げる為に鉛を添加した“快削黄銅”、耐海水性を上げる為に錫を添加した“ネーバル黄銅”などがあります。
オーステナイト系ステンレスとは、ステンレス鋼材組織のひとつで、熱処理を行っても硬化せず柔らかい性質を持っているので、溶接性や加工性に優れています。また、ニッケル(Ni)を含有しているので耐食性にも優れています。材料の時点ではほとんど磁性はありませんが、製品化の際に様々な加工を行う事によって若干の磁性を伴う場合があります。加工しやすく、サビなどの耐食性に最も優れていることから、ねじではほとんどこのオーステナイト系ステンレスが用いられています。
代表的なオーステナイト系ステンレス:SUS304【18-8ステンレス】、SUS303、SUS316(L)、SUSXM-7など
オーステナイト組織とは、焼入れにおいて金属材料を加熱していくと、723℃で組織が変化します。組織が変わる温度を変態点といいますが、変態点を越えて変化した組織をオーステナイト組織といいます。この組織は基本的には常温では存在せず、高温(723℃)以上で安定する組織なので、必ず冷却させる作業が行われます。
ただし、ニッケル(Ni)やマンガン(Mn)を多く含有させる事によって、常温でも安定させることができます。
オーバータップ(太口)とは、通常の規格より大きく雌ネジ加工を行う事を言います。
あらかじめ大きく雌ネジ加工をする事によって膜厚の大きいメッキを付けることができ、はめ合わせの際に「ねじがきつくて入らない」などのトラブルを回避することが出来ます。膜厚の厚いメッキとしてドブメッキ、ダクロメッキ、ラスパートメッキ等が挙げられます。
この場合のタップ加工には、表面処理前にタップを行う“先タップ”と表面処理後にタップを行う“後タップ”の2通りがあります。基本的には先タップになりますが、ご使用になられる環境に応じて使い分けます。
オーバータップで「二厘太」という言葉を使う事がありますが、一厘に相当する0.303个2倍、つまり約0.6仟世せ鵐優犬鯢修靴討い泙后
台形ねじ参照。
静的荷重を受けた状態で、ある時間を経過すると突然脆性的に破壊する現象です。これは腐食による破損や、雨などにより外部から水素が鋼材に侵入し、水素脆性が起こる事で発生します。
高炭素鋼ボルトなどにベーキング処理を行わずに電解めっきを行った場合も遅れ破壊を起こします。
12.9強度以上の高強度ボルトへの電解めっきは行えません。
外側にねじが切ってあるもので、主にボルトのことを指します。