- 低頭・小頭
- 六角穴付
- ボルト
- 小ねじ・マイクロねじ
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- ナット
- ドリルねじ
- 座金組込みねじ
- 手締めねじ
- 止め輪・ピン
- リベット
- アンカー
- 建物金物
- 機械部品・工具
- 樹脂製品
- パック商品
六角などで互いに平行に向かい合った面と面の間の距離を指します。二面幅または平径とも呼ばれます。
ねじにおいてダイスとは、転造で雄ねじを形成する為の加工工具の事を表わします。
転造機用の機械向けダイスの他にも、ハンド加工用のダイスもあります。
ハンド加工用のダイスは丸形・六角形があり、それぞれ丸ダイス・六角ダイスと呼ばれます。
丸ダイスは“丸駒(丸コマ)”とも呼ばれます。
ダクロタイズドは金属亜鉛を3価クロムで結合し、銀白色の被膜を成した耐食性の高い表面処理です。処理工程では公害の恐れがなく、優れた特徴をなしており、土木業界、建築業界など各分野で幅広く採用されています。ダクロタイズドに使用される処理液は金属亜鉛フレーク、無水クロム酸、グリコール等の分散水溶液が用いられています。
他のものにぶつけてできたへこみや傷跡の事をいいます。ねじ山などに大きな打痕ができてしまうとナットなどが入らなくなる事があるので注意が必要です。
多段ヘッダーは、ダイスとパンチを多数備えており、ダブルヘッダーでは作れない複雑形状で精度の高い製品を作ることができます。ダイス及びパンチの数が増えるにつれ、複雑な製品を製作することが可能です。
めねじ加工(タップ立て)が施されていない下穴部材に、直接締結することが可能なねじです。ねじ自身が相手材にねじ立てを行いながら締結を行います。タッピンねじとも呼ばれます。
タッピングねじの一覧はこちら。
下穴をあけた部材に対してめねじを形成する場合に用いられるねじ立て用の工具です。
タップタイトはタッピングネジの一種で、胴体部が三角形のおにぎり形状をしているのが特徴です。
下穴のみで、ねじ自身で相手材を塑性成形させながら締結します。
三角形の頂点で相手材を押し広げめねじを形成しながら辺部でめねじと離れる為、内部応力が緩和されています。それにより通常のタッピングネジより少ない抵抗力でねじ込む事ができます。
締め付けた後は、押し広げられためねじの収縮(スプリングバック)により緩み止め効果が得られます。
ねじ山の頂と谷底とが大きく、断面が台形をしているねじです。旋盤や工作機械の送りねじなどにピッチ精度の高い台形ねじを用います。送りねじとも呼ばれます。
ねじ山角度は30°となり、サイズ記号はTrで表します。TMやTW(29°)で表される場合もありますが、規格上では廃止となっています。
冷間圧造加工の中で最も一般的なヘッダーです。
1個のダイスに2個のパンチを作動させ製品を作ります。
金属の塑性加工の一種です。プレスやハンマーなどで叩いたり外部から圧力をかけることによって金属内部の気泡を無くし、形を整えながら強度を上げます。鍛造は縦方向でのプレス加工で成形します。
類義語として圧造があります。
いたずら防止ねじ参照。
個体には外部から力などを加えるとひずみが生じますが、その力が無くなった時に元に戻ろうとします。その性質を弾性といいます。⇔塑性。
チタンは非常に耐食性がよく、軽いというのが特徴です。チタンは錆びないと言われますが、非常に酸化しやすい材質です。しかし、酸素と反応する事により酸化皮膜を形成します。この酸化皮膜が大変強固な為、酸素を通しにくくします。それにより錆の進行を防ぐので錆びないと言われます。
また、チタンには純チタンとチタン合金があります。一般的にチタンは高強度というイメージをもたれますが、それはチタン合金(64チタン合金など)を表わしています。
純チタンには1〜4種まであり、1種が最もチタンの純度が高く柔らかいものとなり、2種、3種、4種の順に純度が低く硬くなっていきます。
ねじに使用されるチタンはほとんどが純チタン(主に2種)となり、引張強度は鉄(SS400)やステンレスと同強度もしくは若干弱いので注意が必要です。
鋼の表面に窒素を浸透させ、表面に窒素化合物の硬化層を作り硬くする表面硬化法です。主に耐疲労性・耐磨耗性などの向上を目的としています。窒化方法には、ガス窒化・ガス軟窒化・塩浴軟窒化(タフライド)・イオン(プラズマ)窒化・ミック処理(特殊ガス浸硫窒化などがあります。また、窒化処理は通常の熱処理と比べ、低い温度で行われるため、歪みや寸法変化が少ないという利点があります。
窒化処理とは鋼材に窒素を拡散侵入させる表面硬化処理方法です。主に耐疲労性・耐摩耗性などの向上を目的としています。窒化方法には、ガス窒化・ガス軟窒化・塩浴軟窒化(タフライド)・イオン(プラズマ)窒化・ミック処理(特殊ガス浸硫窒化)などがあります。また、窒化処理は通常の熱処理と比べ低い温度で行われる為、歪みや寸法変化が少ないという利点があります。
ユニクロを参照。
手締めねじ参照。
低頭キャップは六角穴をスパナで締めるねじで、高強度の締付けが可能です。円筒形をした頭部で高さが通常の穴付きボルトより低く、用途として機器・装置の省スペース化やボルトを取りつけるスペースが限られている場合に有効な働きをします。
ローヘッドキャップスクリューまたは低頭六角穴付ボルトとも呼ばれています。
詳細な情報はこちら。
手締めねじとは、いわゆる工具無しで手で締め付ける事ができるねじです。
つまみねじとも呼ばれます。
テフロンとは、四フッ化エチレンと呼ばれるフッ素樹脂の一つで、一般的にはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)と表記されますが、アメリカのデュポン社によって商品化された名称(登録商標)となります。
耐熱性・耐薬品性に優れ、摩擦係数の少ない機能性から、フライパンなどの調理器具のコーティングとして、また耐水性の良さから雨具など多くの用途に利用されています。
なお、商標は2015年にデュポン社から独立したケマーズ社へ移管されています。
ボルトなどの生産工程のひとつで、棒材を転造ダイスと呼ばれる型で挟み込み、圧力を加えながら転がしておねじを作り出す加工になります。
転造ダイスには、平ダイス・丸ダイス・ロータリーダイスなどがあります。
焼戻し色とも呼ばれます。鋼材の強度を上げる際に焼入れ後に焼戻しを行います。この焼入れの際に鋼材が空気中の酸素と化合結合し、鋼材表面に作られる酸化被膜を表します。焼戻し温度により色が変化します。
溶融亜鉛めっき参照。
金属をイオン化させた水溶液(めっき液)の中に素材を浸し、電流を流す事によってめっき液中に含まれる金属イオンを還元させ、薄い金属皮膜を形成させる表面処理方法です。
方法を具体的に述べますと…
.瓮奪液の中にメッキしたい金属を入れ陰極(−)につなぎます。メッキになる亜鉛の方は陽極(+)につなぎます。そして電気を流すと陽極の亜鉛から亜鉛イオンが液中に溶け出します。
液中の亜鉛イオンは陰極の金属に引き寄せられ電子を受け取り、亜鉛イオンから亜鉛に変わり、金属の表面に付着します。この変換が継続的に行われ、次第に亜鉛の膜を貼っていくことを電気亜鉛メッキといいます。
電解研磨とは、工作物(ワーク)を電解液に浸して直流の電気を流すことにより表面を溶かして行う研磨加工です。砥粒を使用しないので傷が付かず加工精度も高いというメリットがありますが、反面コストが高く一部の金属にしかできないというデメリットもあります。
電食(電蝕)とは異種金属接触腐食の事を指し、電位のある2種類の異なる金属が物理的、また電気的に接触し、水などの電解質溶液に浸されると、イオン化傾向の強い(錆びやすい)方からイオン化傾向の弱い(錆びにくい)方へ電子が移動します。電子の移動で電荷を失った金属原子がイオンとして溶液中に溶け出すことで金属が腐食する現象を電食(電蝕)またはガルバニック腐食と言います。イオン化傾向の差が大きいと電食の影響が大きく出てきます。従って、ボルト・ナット・ワッシャーなどは材料(材質)を合わせることが重要です。どうしても合わせる事ができない場合は、イオン化傾向の差をできる限り小さくして影響を少なくするようにします。
イオン化傾向は小さい方から以下の順番になります。
ステンレス<銅<鉛<スチール<アルミ<亜鉛めっき
電着塗装とは、通電性のある水溶液塗料液中へ浸水させ、通電させる事により被塗物へ均等な樹脂皮膜を塗布させる表面処理加工です。
カチオン電着塗装とアニオン電着塗装があり、材質や用途により使い分けます。
ロットボルトとも呼ばれ、民芸玩具であるデンデン太鼓に形状が似ている事からこの名前が付いています。
アイボルトに形状は似ていますが、こちらは『蝶番ボルト』などとも呼ばれ、輪の部分に軸を差込み左右に移動させる為の調整ボルトですので吊り上げの為に使用する事はできません。
砥石研磨とは、高速回転している砥石へワーク(加工物)を当てて表面を削り磨く加工方法です。砥石は、刃物の役割となって加工物を削る非常に小さいと粒子である「砥粒」と各砥粒をそれぞれ結合させる「結合剤」、研削の際にできる切り屑のポケットや排出場所となる「気孔」の3要素により形成されています。損耗された砥粒が排出され、また新しい砥粒が表面に出てくる(自生作用)を繰り返すことにより安定した研削が行われます。
ねじの最小有効径の精度を検査する器具です。ねじを通した際に、貫通しなければなりません。
ねじの最大有効径の精度を検査する器具です。ねじを通した際に、2回転以内に回転が止まらなければなりません。
圧造されたねじ頭部を、ダイスとパンチを使って六角、四角等の形状に打抜く加工です。
縦軸に対して、回転する力を表します。ねじりモーメントともいいます。
ねじ用語としては、ボルトやナットなどを締付ける力をトルク(締付けトルク)といいます。
単位はN・m(ニュートンメートル)です。
トルクとは、力学用語で固定された回転軸の周囲に回転時に働く力のモーメントを表し、ねじりモーメントとも呼ばれます。
ねじにおける適正締付けトルクについては、どのくらいの力で締付ければいいのかを表します。ただし、商品の状態や状況により異なりますので、参考の数値となります。
適正トルクは、 Tf=K × Ff × d という式になります。
Tf=締付けトルク(N・m) K=トルク係数 Ff=軸力(N) d=ねじの呼び(m =mm÷1000) ※軸力は商品の降伏応力の7〜8割とされています。
トルク係数は、締付けトルクの計算に使用される数値です。記号は『K』で表され、公式は K=Tf【締付けトルク(N/m)】 / Ff【軸力(N)】 × d【ねじの呼び(m)】 になります。
軸力は(N)は、ねじの降伏応力(YS)の約7〜8割とされています。
また、トルク係数は商品の状態や状況に異なりますが、大体0.15〜0.25とされております。
トルクスはテキストロンカムカー社(アメリカ)によって開発された内部ドライブの規格です。六方向の星型をしており、ドライバーとの噛み合いが強い為、力の伝達力が強くカムアウトしにくくなっています。ただし、この名称は商標登録されている為、一般的には『6ロブ』や『ヘックスローブ』『ヘクサロビュラ』などと表記されます。
レンチサイズは、トルクス(TОRX)からのTをとり“T○○”で表します。
トルクス(6ロブ)商品はこちらから
ボルト、ナットなどを均等なトルクで締め付けたり、締めけられたねじのトルクを測定するための測定用工具の総称です。
軸(ねじの切っていない部分)の外径が、ねじの外径(呼び径)と等しいものになります。
こちらを使用したねじ材料を胴太材または正材といいます。
軸(ねじの切っていない部分)の外径がねじ径より細くなっており、太さは転造下径(ねじ切り前のブランクの径)となります。
こちらを使用したねじ材料を胴細材または転造材(ねじ下材)といいます。
溶融亜鉛めっき参照。
ネジの先端が切り刃、又はとがり先となっており、これ一本で下穴開けから雌ねじ加工・締付まで行う事が可能です。作業スピードが大幅に上がるので、建築関係を中心に様々な分野で用いられています。
ドリリングねじとも呼ばれます。
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