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皿を横から見たような形状である事から、この名称になっております。頭部が平らになっている為、相手材に対して同じ高さまで頭部を埋め込む事ができます。頭部の裏側が斜めになっているので、使用の際はザグリ加工が必要になります。
英語で“FLAT HEAD”や“countersunk head” と表記される事もあります。
皿小ねじ・六角穴付皿ボルトなどの長さサイズは頭部を含めた“全長”がサイズとなります。
※丸皿頭は皿テーパー部からが長さサイズとなります。
皿頭の商品はこちらから
皿ばねは、コイルばねと同じ使用用途となり、上下運動を行う箇所への機械的用途を目的とした商品です。
コイルばねのように長いストロークが取れず省スペースでばね性を持たせたい場所へ使用します。
皿ばね座金とは使用用途が異なりますので、注意が必要です。
平座金状の形状でばね作用がある座金です。ボルト用(1種)と六角穴付ボルト用(2種)があります。コニカルスプリングワッシャーとも呼ばれます。
皿ばね座金はボルト等の緩み止め防止として使用します。皿ばねとは使用用途が異なり、規格寸法なども異なります。
皿ばね座金の一覧はこちら
表面処理(めっき処理)の名称のひとつで、表面は薄い水色をしています。電気亜鉛メッキ後にクロメート処理を行います。現在は欧州などではRoHS指令などで六価クロムの使用が制限されており、ユニクロやクロメート(いずれも六価)などが規制の対象となっています。現在はこれらに代わり、こちらの三価クロメートへ移行する動向があります。
こちらは三価ホワイト(三価白)とも呼ばれます。
※弊社では三価クロメートをユニクロの代用としており、三価ホワイトも三価クロメートとしてお取り扱いしております。
ジンロイ(亜鉛ニッケル合金めっき)を下地とし、三価クロメート処理の後、防錆コーティング剤であるKコートを施した表面処理で、外観も耐食性もステンレスと同等になります。
RoHS指令規制対象外である六価クロムを含有する光沢クロメートの代替処理になります。
黒クロメート(黒亜鉛)のRoHS指令対応向け代替めっきです。有害の六価クロムに代わって、毒性の少ない「三価クロムめっき」となります。三価クロムめっきとは、三価クロム塩を主成分とし、毒性は無く、また廃水処理も簡単な為、最有力の“六価クロムフリー”です。
黒クロメートと比べ、色合いは少し劣ります。
三価クロメートを参照。
ワッシャーを参照。
相手材からボルトなどの頭部が出ては困るような箇所へ、頭部が埋め込めるようにする加工方法です。
皿頭タイプのねじは首裏の角度に合わせてこの加工が必要です。
ザグリ加工ができない場合や箇所にはローゼットワッシャーを使用します。
表面処理加工の一種で、砥粒として砂の粒子を混ぜて工作物へ吹き付けて無光沢・梨地処理などを目的として行われます。
現在では砂粒に変わり金属粒子を使用する場合が多く、ショットブラストと同意語として使用されます。
ボルトなどをナットで締結していくと、ボルトは締め付けられたナットによってひっぱられる力が働きます。それに対し、ボルトは元に戻ろうとする力が働きます。この縦方向の力を軸力といいます。
機械加工において加工対象物の固定や、工具などの制御や誘導するための器具を表します。なお、『冶具』と表記される場合がありますが、こちらは誤記となり、『治具』が正しい表記となります。
熱処理や加工などを行った合金や金属は組織が不安定になっています。この金属をそのまま放置すると安定した組織に戻ろうとし、時間とともに硬くなっていきます。これを時効硬化といいます。
時効硬化には常温で硬化する自然時効と熱処理後に起こる人工時効(高温時効)があります。
黒色酸化皮膜を参照。
ねじ山などを成形する(タップを立てる)際、ドリルなどでねじ径より小さい穴(キリ穴)を開けます。この下準備としてのキリ穴の事を下穴といいます。
キリ穴加工後はドリル刃先端の形状がワークに残ります。
トルク(締付けトルク)参照。
振り子の原理でハンマーを振り下ろし、所定の位置へ置かれた試験片を破壊する検査です。破壊される際に要したエネルギーを数値化されたものがシャルピー衝撃値といいます。フランス人技術者であるジョルジュ・シャルピーが考案した事によりこの名前がついています。
六角ナット3種を表しています。
他にも「コンタルナット」と呼ばれることもあります。
主に小ねじなどに使われる頭部穴形状です。小ねじの頭部穴形状としては最も多く使用されている形状となります。
十字穴の規格には0番、1番、2番、3番があり、ねじのサイズにより変わります。
0番は精密機器やめがねなどに使われるマイクロねじ(M2.6以下)向けになります。また更に小さい00番もあります。
焼ならし参照。
焼なまし参照。
鋼製や鋳鉄製の小さな鋼粒(ショット)を工作物(ワーク)の表面へ吹き付けて行う表面処理方法です。
加工でできたバリや錆びの除去、熱処理でできた酸化皮膜(スケール)の除去やめっきの下地として梨地処理などが目的です。
同様の目的で、砥粒に砂を使用する場合をサンドブラストと呼びますが、現在ではあまり砂は使用されない為、ショットブラストと同意語として使用されています。
一般に低炭素鋼の材料に適用します。表面に炭素を拡散させその後焼入れを行います。炭素濃度が高い表面は硬く、内部は硬さが低く、じん性のある材料をつくる方法です。
黄銅を参照。
銅と亜鉛の合金めっきで、電気めっきの下地としてニッケルめっきを施し、その上に黄銅(真鍮)を貼ります。色合いが金と似ている為、代金めっきとも呼ばれますが、金と比べて黄色っぽくなります。ただし、めっき後、変色しやすいというデメリットがあります。
主に装身具や照明器具、雑貨などに利用されます。
なべ頭を低くしてワッシャーと一体化したような頭部形状をしている事から、thin(薄い)ワッシャーと呼ばれています。主に、サイディングやスパンドレルの重ね部に使用されます。
シンワッシャー形状のねじはこちら。
電解めっきの下地である亜鉛ニッケル合金めっきを表し、通常、亜鉛めっきを下地としますが、こちらを下地とすることで耐食性や耐熱性を約2倍に向上させることができます。また、皮膜硬度も高いので傷が付きにくいという特性もあります。
高炭素鋼ボルト(8.8や10.9強度の熱処理されたボルト)や六角穴付ボルトなどにめっきを付ける際、前工程の酸洗い処理もしくは電気亜鉛めっき時で水素粒子が鋼材へ入り込み、鋼材自体が脆くなってしまう現象です。そのままの状態で使用すると遅れ破壊を起こしてしまいます。
それを避ける為に熱処理されたボルトをめっきする際は、電気亜鉛メッキ工程内で『ベーキング処理』という工程を必ず行います。
金属加工においてスケールとは、主に金属を熱間加工や熱処理(焼入れ)など加熱を行った際、空気中の酸素が金属原子と結合し、金属表面に酸化皮膜を生じさせます。この皮膜をスケールといいます。
すり割り参照
止め輪などで作業効率の向上の為、テープを張付け棒状に並べた状態を表します。
スタック商品の購入はこちら。
植込みボルト参照。
ジンロイ(亜鉛ニッケル合金めっき)を下地とし、光沢クロメート処理の後、防錆コーティング剤であるKコートを施した表面処理で、外観も耐食性もステンレスと同等になります。
光沢クロメートは六価クロムを含有しており、RoHS指令規制対象外となる為、代替処理としては三価ステンコートがあります。
ステンレス(SUS)とは、『Stain(汚れ)』と『Less(より少ない)』を合わせた言葉で、クロムを10.5%以上含んだ錆びにくい鋼材の事を言います。このクロムが酸素と結合しやすく、鉄よりも先に酸化し、ち密なごく薄い酸化クロムの膜(不動態化被膜)を作ります。この膜が鋼材を錆びにくくします。
※ステンレスは“錆びにくい”鋼材であって、決して錆びない鋼材ではありません。
一般的にステンレスというと、SUS304やSUS303・SUSXM7などを示し、製作する商品などに応じて使い分けます。
※弊社商品ページ上の材質は、上記のような標準のステンレス鋼を『ステンレス』と表記させていただいております。
海外では、SUS303系を『A1』、SUS304系を『A2』、SUS316系を『A4』と表記されます。
スパッタとは溶接用語の一つで、溶接時を行うと火花と同時に溶けた金属の粒が飛び散ります。
その溶けた金属の粒が周囲の金属へ付着したものをスパッタといいます。
これは不要物となりますので、タガネなどで綺麗に取り除く必要があります。
ばね座金とも呼ばれ、平座金の一端をカットし、少し上下にねじってあるような形状をした座金です。ねじりによって発生するバネ作用を利用して、主に緩み止めとして使用されます。一般的な2号と呼ばれるものの他に、線径が少し大きく重荷重向けの3号、六角穴付きボルト用のキャップ用があります。
スプリングワッシャーのご購入はこちらから
マイナスドライバーを差し込ので締め付ける為のマイナス溝です。
商品名としては、すり割り付または(−)を付けて表現します。
筋割(すじわり)とも呼ばれます。
頭部が無く、ねじの先端にスリット状の溝が入った止めねじで、マイナス(−)ドライバーで締付けます。
一般には、虫ネジ・イモネジなどと呼ばれます。
似ている商品で六角穴品がありますが、こちらは六角穴付止めねじ(ホーローセット)と呼ばれます。
立て削り盤加工とも呼ばれ、スロッターマシンに取り付けられたバイトの垂直運動により穴の内部に削り溝を作成する加工で、主にキー溝加工やスプライン加工などを行います。プレス加工より効果になりますが六角穴や四角穴など多角形の加工も可能です。
寸切は寸切りボルトと言われ、「全ねじ」「長ねじ」「スタッドボルト」など様々な呼ばれ方があります。
建築などに利用され、長さが直前にならないと決まらない場合や頭部があると不都合な場合、両側からナットで締めて位置決めなどに利用します。
寸切には寸法切りの他に定尺・メーターや1メートル以上のものもあります。(弊社では梱包上、1メートルまでのお取り扱いとなります)
スタッドボルトは植込みボルトを表す場合もありますので、注意が必要です。
右ねじ参照。
析出硬化系ステンレスとは、冷間圧延後に固溶化(溶体化)熱処理の後、時間とともに硬化させる時効硬化(析出硬化)処理を人工的に行ったステンレス鋼です。マルテンサイト地に銅(Cu)やアルミニウム(Al)を含む金属化合物を生じさせた高強度なステンレス鋼です。ニッケルを含んでいますので、オーステナイト系ほどではありませんが、耐食性にも優れています。磁性を伴っています。
代用的な析出硬化系ステンレス:SUS630、SUS631(J1)
金属などの材料を切ったり削ったりする事によって、目的の形を作成する加工方法(切削加工)です。複雑な形状にも対応し、完成精度を高く作製する事が可能です。ただし、時間とコストがかかる為、小ロット生産向きの加工方法となります。
六角穴付止めねじ参照。
キルド鋼とリムド鋼の中間程度の脱酸作用を行った鋼です。
座金が組み込まれ一体となったねじのことをいいます。専用の組込み機でワッシャーを組み込んだ後、ねじを転造します。
トリーマ―セムス、ナベセムス、アプセットセムス、キャップセムスなど頭部形状が色々とあります。
組み合わせもワッシャのみ、スプリングワッシャーのみ、ワッシャーとスプリングワッシャー、スプリングワッシャーと小型ワッシャーがあります。
セムス一覧はこちらから。
通常ねじは雌ねじへ雄ねじを挿入する形となります。それに対して、セルフタッピングは下穴を空けるだけで、相手材へねじ込みながら自ら雌ねじを成型するねじとなります。
雄ねじ自らタッピングすることからセルフタッピングねじと呼ばれます。
一般的に相手材としては、木材やプラスチックなど軟らかい材質へ使用します。
ゼロクロメートはクロムフリーの高耐食電気亜鉛めっきです。ユニクロめっきと同様の外観ですが、主成分のシリカにより従来の電気めっきと比べ10倍の耐食性を持っています。またゼロクロメート皮膜は液溜まりも無く、1μmと薄膜なので十字穴との嵌合性も良好です。
セレートとは、フランジボルトやフランジナットなどの相手材との設置面についているギザギザの事を表わします。このギザギザが相手材に食い込む事により緩み止め効果を発揮します。
ただし、その食い込みにより相手材を傷つけてしまう為、取外した際に傷跡が残りますので注意が必要です。傷跡が気になる場合は、セレートが無いタイプをご使用下さい。
プラグゲージを参照。
せん断とは、軸方向に対し垂直にずれて破断する作用の事をいいます。せん断によって起こる力をせん断荷重といいます。ねじの場合にせん断強度(応力)という言葉が使われますが、これは引張強度の約60〜80%だといわれています。
1.頭部がある雄ねじで、残り胴部分の全長に渡ってねじが切られており、「押ねじ」とも呼ばれています。
2.頭部がない雄ねじで、棒全体に渡りねじが切られており、「寸切」または「長ねじ」とも呼ばれています。
個体には外部から力を加えられた時、元の形状に戻ろうとする力(弾性)が生じます。しかし、個体が持つ弾性をに対し外部からの力が一定(弾性限界)を超えると、その力を取り除いても形状が元に戻らず変化後の形状を維持(永久変形)するようになります。その性質を塑性といいます。⇔弾性