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- 機械部品・工具
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炭素鋼に硫黄・鉛・リン・マンガンなどを少量混ぜ込んで、切削性を向上させた鋼です。
快削性を重視している為、SS400などの一般構造用圧延鋼材に比べると強靭さが劣ります。応力が集中しやすい形状や場所などには不向きとなります。
快削鋼の材質記号は『SUM』となります。
ねじシャンクや機械部品の締付けに使用します。
先端部が潰れてもねじ回しが可能です。
送りねじと呼ばれるねじの一種で、ねじ山の断面が四角(長方形/正方形)の形状をしています。
位置決めなどの精度は低いですが、プレス・ジャッキ・万力など軸方向へ大きく力が働く箇所へ用いられます。
金属に応力(塑性変形)を与え加工することによって硬さが増し強くなる現象。ひずみ硬化ともいいます。
焼付き・焼き付きを参照。
材木同士を接合する為に両端を曲げたコの字型の接合金物です。
木造住宅で土台・軸組・小屋組などの接合に用いられます。
人と人とをつなぎ止めるという意味の「子はかすがい」はこちらから来ています。
個体には外部から力を加えられた時、元の形状に戻ろうとする力(弾性)が生じます。しかし、個体が持つ弾性をに対し外部からの力が一定(弾性限界)を超えると、元の形には戻らず力を加えられた状態を維持します。このように外部からの力などにより形状を変形させやすい性質を可塑性といいます。
鋼材(主に黄銅)に含まれるカドミウムの含有量を電気処理を施すことによって下げたものを表します。RoHS指令ではカドミウムの含有量は100ppm以下とされており、75ppm以下に抑えられたものがRoHS指令対応品として扱われています。
日本カニゼン株式会社の商標名です。通常の電解めっきのように通電せず、めっき液の還元作用を利用し素材にニッケルとリンの合金被膜を析出させためっきです。また、様々な素材の形状や材質(アルミ・プラスチックなどの非金属)にも対応できるうえ、めっき膜厚が均等にできます。
一般的には無電解ニッケルめっきと呼ばれます。
無電解である為、12.9強度などの高強度ボルトへもめっきが可能です。
十字穴付などのねじを締付ける際、上から押さえる力が締付ける力より弱い場合に、ドライバーが溝から外れて浮き上がってしまう現象を指します。
この現象は頭部穴を潰してしまい、なめる原因となります。
締め付け工具(レンチ)を上からも横からも当てることができるものです。(六角ボルト、六角コーチなど)
ボルトの頭部からねじの先端まで貫通した穴を指し、真空装置などでボルトの先端に溜まったガスを排出します。
電食(電蝕)参照。
ガンドリル加工とは、深穴加工とも言われ、ガンドリルマシンを使用した深い穴を開ける加工の事です。ガンドリルマシンは元々、猟銃などの穴開け用に開発された機械です。
通常の旋盤では開けられない穴の長さの際に、こちらの加工方法を行います。
金属材料が外部からの負荷が加わった際に、それぞれの強度や体質性の事です。ねじでは引張強さ・せん断強さ・耐力・粘り強さ・硬さなどを表します。
製図用語の一つで、正確な形状・姿勢・位置・振れなどからずれる事が許容されている公差を表わします。
幾何公差は上記の大きく4種類になりますが、真直度・真円度・直角度・平行度などそれぞれ特性があります。
ねじにおいては、原則として材料にメッキなどの表面処理を施していない素地のことを言います。
ただし商品によっては素地では無く、その基準となる表面を生地と表す場合もあります。(例:六角穴付ボルトや高強度ボルトの黒色酸化皮膜(黒染め)またはテンパーカラー、止め輪の燐酸塩皮膜など)
アンカーボルト参照。
左ねじ参照。
溝付き六角ナット参照。
六角穴付ボルト参照。
複数の商品を作製する際、全ての商品を全く同じ寸法で作製する事はできず、必ず『ばらつき』が出ます。各指定寸法からそれぞれ最小または最大の誤差数値の範囲を許容差といいます。
公差は、指定寸法より最大から最小の誤差範囲を示しますので、意味が異なります。
例:図面表記 『100 +0.4/-0.2』
基準寸法=100
最大許容差=0.4
最小許容差=0.2
公差=0.6
ドリルで開ける丸孔の事です。例えば、5.2キリと表記があれば、呼び径5.2のドリルで穴を開ける指示となります。
従いまして、ドリル直径が指定通りであれば精度は不要です。ただし貫通穴ではない場合、先端にドリル刃の形状が残ります。
※φ5.2と表記されている場合は、穴の直径を指示するものとなり、精度を必要とする場合がありますので指示内容が異なります。
精錬(鋼から不純物を取り除く作業工程)後、溶融状態にある鋼にシリコンやアルミニウムなどを加え、脱酸を行った鋼の事をいいます。脱酸=酸素を“殺す(KILL)”という意味からキルドと呼ばれています。
管用ねじには様々な種類があり、大きく分けるとテーパーねじと平行ねじがあり、その中でもおねじ・めねじや国内規格と海外規格などに分かれます。詳細は以下の通りになります。
・国内規格
R(旧PTおねじ) 管用テーパーおねじ ねじ山角度55度
Rc(旧PTめねじ) 管用テーパーめねじ ねじ山角度55度
Rp(旧PS) 管用平行めねじ(管用テーパーおねじ用) ねじ山角度55度
G(旧PF) 管用平行めねじ(管用平行おねじ用) ねじ山角度55度
・アメリカ規格
NPT アメリカ管用テーパーねじ ねじ山角度60度(R/Rcと互換性無し)
NPS アメリカ管用平行ねじ ねじ山角度60度(Gと互換性無し)
・イギリス規格(BSP)
BSPT イギリス管用テーパーねじ ねじ山角度55度(R/Rcと互換性有り)
BSPP イギリス管用平行ねじ ねじ山角度55度(Gと互換性有り)
ねじにおいて首下とは、頭部を省いた箇所を示します。例えば六角ボルトの場合、六角の形状をしている部分(スパナを締付ける部分)を頭部と呼びます。ねじではこの頭部を省いた部分を首下と表現します。従いまして、【全長−頭部高さ=(首下)長さ】という事になります。ただし、皿形状をしたボルト(皿小ねじなど)は全長を長さとしているものもあります。
材料または商品の表面へできる、ひび割れの事を表します。
これはねじ破断の要因となり重大な事故に繋がる可能性がありますので、発生したら早急な交換をお薦めします。
対象材に対して、応力が持続的にかかり続けると塑性変形が起こります。例えば、母材とボルトの間に座金を挟み込んで締め付けた際、長時間放置すると締め込んだ跡ができます。これをクリープ現象といいます。
これは温度によって異なり、高いほど起こりやすくなります。
亜鉛黒や黒アエンなどとも呼ばれます。下地として電気亜鉛めっきを施し、硝酸銀などを含んだ溶液でクロメート処理をする事により黒色になります。比較的安価に黒色のめっきが可能な為、広く利用されています。耐食性は有色クロメート(クロメート)や光沢クロメート(ユニクロ)より劣ります。
「酢酸系」と「燐酸系」があり、「酢酸系」は仕上がりは綺麗ですが耐食性が悪く、「燐酸系」は耐食性は良いが色が悪くなります。
※現在は欧州を中心にRoHS指令などで有害物質の使用規制が制定されております。こちらは対象物質となる六価クロムの含有量を超えておりますので、非対応となります。
クロムめっきとは、金属にクロムを付着させためっきのことをいいます。クロムめっきには装飾用クロムと硬質クロムめっきがあります。装飾用クロムめっきはニッケルクロムめっきとも呼ばれ、素材に下地として銅・ニッケルなどのめっきを施し、その上にクロムめっきを行います。光沢のある美しい外観と大気中での耐食性もある反面、めっきが剥がれやすいという特性もあります。硬質クロムめっきは素材そのものにクロムめっきを施します。20〜25μm以上の膜厚があるので、ビッカーズ硬さ800〜1,000Hvの硬度をもち、耐摩耗性にも優れているため、工具や金型などに使用される事から工業用クロムめっきとも呼ばれます。
クロム鋼にモリブデンを入れて改良されたもので、高温に強く焼入れ性、焼戻しに対する抵抗に優れ、自動車部品、機械部品等に使われます。構造用合金鋼の一つで、クロモリやSCMとも呼ばれています。
表面処理の名称のひとつで、電気亜鉛メッキ後にクロメート処理を行います。表面は黄金色(黄色)をしています。耐食性はユニクロよりはありますので、外観よりも耐食性を重視する場合に使用します。「有色クロメート」「未中和めっき」とも呼ばれます。
※現在は六価クロメートとも呼ばれ、欧州を中心にRoHS指令などで有害物質の使用規制が制定されております。こちらは対象物質となる六価クロムの含有量を超えておりますので、非対応となります。
クロメート処理とは、亜鉛めっきされた金属をクロム酸塩などを主成分とする溶液に浸し、防錆皮膜を形成する表面処理をいいます。元来、防錆性の良さから6価クロムが主流とされていましたが、毒性が強い為、含有量を規制する制度が発令されました。現在は、含有量が制限内である3価クロムへと切り替える動きとなっています。
クロメート処理による代表的なめっきは以下の通りとなります。
(6価) ユニクロ(光沢クロメート)、クロメート(有色クロメート)、黒亜鉛(黒クロメート) など
(3価) 三価クロメート(三価ホワイト、三価ユニクロ)、三価ブラック など
金属加工において、加工を行う際に加工場所の位置決めとして材料へ傷を付け、線を描く工程の事を表します。
代表する工具として、けがき針などがあります。
それぞれの規格についての精度を測定する検査器具です。ねじゲージとしては、プラグゲージ(めねじ用)・リングゲージ(おねじ用)・ピンゲージ(穴用)などがあります。
研磨加工とは砥粒(とりゅう)と呼ばれる硬くて微細な粒子を利用し、ワーク(工作物)の表面を少しずつ削り表面を滑らかにする加工になります。
研磨加工はマイクロメートル(㎛)レベルでの調整が可能なので、厳しい精度が求められる場合に用いれます。
研磨加工には主に、砥石研磨・バレル研磨・バフ研磨・ラッピング研磨・電解研磨などがあります。
金属加工を行う為のドリルや金型、冶具などに用いられる鋼材の総称です。用途は様々にあり、冷間工具鋼・熱間工具鋼・高速度工具鋼などがあります。
材質記号はSK、SKD、SKS、SKHなどとなります。
基準値より許容された最小値から最大値までの差の事を公差といいます。
許容差は基準寸法からそれぞれの最大値と最小値の誤差を表しますので、意味が異なります。
例:図面表記 『100 +0.4/-0.2』
基準寸法=100
公差=0.6
最大許容差=0.4
最小許容差=0.2
高周波電流による誘導加熱作用で急速加熱をおこなって焼入れを行ない、その後、焼戻しをします。直接加熱のため熱効率が非常に良く、局部的な焼入れが可能です。処理時間は短く作業能率も良いです。
金属材料などに負荷をかけた際、その金属には元に戻ろうとする力が発生します。この力の事を降伏応力といいます。
負荷をかけ続け、ある一定の力に達すると、塑性変形を起こします。この点を降伏点といいます。
高力ボルトとは、高い強度と高い引張強度を持つボルトの事をいいます。主に、建造物や橋梁などに使用され、高力六角ボルト(ハイテンションボルト)とトルシア形高力ボルト(トルクシャーボルト)があります。
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金型や工具を打ち付けてボルト頭部などに文字や数字を表したものを指します。
四三酸化鉄皮膜ともいわれ、鉄が酸化しておこる黒色皮膜で、俗に黒染めと呼ばれます。六角穴付ボルト・強力ボルト等の表面皮膜で、表面処理をしない場合にほとんど施されています。通常は黒染め処理後に防錆油処理を行います。
テンパーカラーや黒染め、黒色皮膜(着色)の総称です。
極低頭キャップは通常の六角穴付ボルトに比べ頭部が低く、最大でも1.6mmという低さなので、頭部の出っ張りが気になるが、皿ボルトのように座ぐりが手間という方へ最適な商品です。
“極低頭”はボサード株式会社の登録商標であり、極低頭キャップはボサードオリジナルブランド商品です。
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小ねじとは最大M10までの頭部付きメートルねじで、頭部形状にはなべ頭、皿頭、丸皿頭、トラス頭、バインド頭などがあります。また十字穴、すり割り、トルクス(6ロブ)などが一般的なドライブになります。
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皿バネナットを表しています。コニカルとは円錐状を表しており、形状が似ていることからこのように呼ばれることがあるようです。
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ジャムナット(ジャミナット)を参照。
皿ばね座金参照。