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家族で家具などを作るDIYに人気が集まる中、パーツなどを固定するねじやナットにこだわる方も増えてきています。
ナットと一言でいっても、鉄工や木工などに合わせた様々な種類のものが存在するため、どれを使えばいいのかわかりにくい部分も持っています。
今回は数あるナットの中から鬼目ナットについて、ねじコンシェル.comがどんなものなのか種類や使い方、取り付け方まで解説していきます。
どんなナットを選べばいいのかお悩みの際は、まずは特徴を掴んで、様々な種類のものと比較しながら使っていくかどうか考えてみてはいかがでしょうか。
せっかく使うなら目的に合わせた連結部品をお試しください。
鬼目ナットとは、大型家具などをねじによる組立式(ノックダウン式)にするために、木材へ埋め込んで使用するタイプのナットです。組立式にすることで分解して楽に持ち運びができますし、運送コストを抑えることにも繋がります。
強度を低下させることなく脱着ができるようになるため、頻繁に脱着を繰り返すような製品に適したものとして使われています。
またボルトが真ん中に入るような構造となっているため、家具などの仕上げがきれいに見えることから、組み立てて作成する際におすすめの商品として人気を集めています。
M5というようなサイズ表記で扱われることがありますが、その意味は※呼び径5mmのボルトに対応していることを表しています。ボルトと鬼目ナットのねじサイズを合わせてご購入ください。
正しく部材を選択し取り付けることで、丈夫な家具が作れるようになります。
※呼び径 おねじを基本としたねじの直径の事
鬼目ナットには大きく分けて2種類あり、その中でも主に2タイプに分かれます。それぞれどんな特徴を持っていて、使いやすいものはどれなのかなどについて紹介します。
違いがわかれば、さらにこだわったDIYも行えるようになるでしょう。
1.打ち込み式
打ち込み式は、ハンマーを使って打ち込んでいくのが一般的です。使い方もわかりやすく複雑な作業は必要としません。
DIY初心者の方や簡単に済ませたいという方などは、打ち込み式を使ってみてはいかがでしょうか。
2.ねじ込み式
ねじ込みは、六角レンチなどを使ってねじ込んで固定するのが一般的です。
特に相手部材が柔らかい素材のものでも傷めにくいといった特性を持っています。
1.つば付きタイプ
つば付きを使えば、つばがストッパーの役目を担ってくれるため、はめ込みすぎを防ぎながら取り付けが行えるようになります。また厚いつばが荷重を受けるので、強度を高めることも出来ます。但し、部材からつばの部分が出っ張ることを防ぐにはザグリ加工が必要です。
どれぐらい埋め込めばいいかわからないときは、つば付きタイプを使ってみるのもひとつの手段です。
2.つばなしタイプ
つばなしの場合は、自分で埋め込んでいく深さを選ばなければなりません。しかし最後まで埋めることになるため、仕上がりがきれいにできるようになるでしょう。
密着性も高くなるため、よりしっかりと固定できます。
1.打込みタイプ
◆ねじ込み式…六角レンチなどで埋め込む。比較的軟らかい素材などへも使用可能。
◆打ち込み式…ハンマーなどで打ち込む。ねじ込み式に比べ使い方が簡単なので、DIY初心者向き。ねじ込み式に比べ強度が落ちる。
2.形状タイプ
●つば付き…つばにより安定した深さとなり、埋め込み過ぎによる失敗を防ぐ。DIY初心者向き。
●つば無し…相手素材へ完全に埋め込み。素材同士を密着させることが可能。
きれいに仕上げたいという方におすすめの、ねじ込み式つばなしタイプ(Eタイプ)の使い方をご紹介します。
所定の位置にドリルで下穴を開け、鬼目ナットを六角レンチで締めて埋め込みます。
部材に対して垂直であることを確かめながらねじ込んでいきます。
鬼目ナットの頭部が部材に少し沈むまでレンチで締めるようにして、隙間を作らないようにお気をつけください。
取付後は固定する材料をボルトで締め付けることで、仕上げになります。ボルトは鬼目ナットのねじサイズへ合わせるようにして下さい。
母材に対して鬼目ナットのサイズが大きすぎると、材質によっては母材が割れてしまう危険性があります。しっかりと寸法を測って、母材に合ったサイズのものを使用することも大切です。
もしDIYが初めてで、つば無しタイプだとどれくらい埋め込めば良いのか分からない場合は、つばありの使用も視野に入れておきましょう。
鬼目ナットの使い方を紹介したので、取り付ける際の注意点を詳しくお伝えします。
鬼目ナットを取り付ける際は、弊社商品ページなどで推奨している下穴径をご確認の上、作業を行って下さい。
下穴が小さすぎると素材に余計な負荷がかかって割れたりする可能性があります。逆に下穴が大きすぎると、鬼目ナットが素材にしっかりと食い込まず十分な強度を得ることができません。
つば付のものはつばが収まるほどのザグリ加工を行えば隙間も生まれず、平らに埋め込めるでしょう。木工用接着剤を少しつけて埋め込むと、鬼目ナットと木材の接着性が増すので抜けにくくなります。
ねじ込み式は六角レンチなどで時計方向に回して埋め込みます。ねじ込みの際に抵抗があるので少し力が必要となり、真っ直ぐに埋め込む必要があるので慎重に埋め込みます。埋め込み深さは木部の水平面より少し中に入るぐらいの深さまでねじ込むようにしてください。
埋め込みが不足していたり鬼目ナットが傾いてしまっていると、隙間が出来てしまったり、相手材としっかり組み合わないなど、仕上がりにも大きく影響してくるため、挿入の初期段階で十分に確認・修正を行い、丁寧に作業を進めていくことを心がけましょう。
鬼目ナットの特徴や種類、使い方から取り付け方までねじコンシェル.comがご説明してきました。
打ち込み式とねじ込み式の大きく2種類、その中につば無しとつばありの2タイプがあるため、それぞれの特徴や使い方などに合わせて使い分けていくことも大切です。
見た目重視で作るのか組立て易さを重視するのか、または頑丈さを重視し破損のリスクを抑えた方法を選ぶのかなど、目的や使用用途も明確にしておくと鬼目ナットの選定から作業までスムーズに行えるようになるでしょう。
目的がはっきりとしてどの鬼目ナットを使うのか決定したら、あとは材料にあったサイズを選び、取り付け方に注意しながらきれいな仕上がりになるように意識していけば、思い通りのDIYも夢ではありません。
鬼目ナットをお探しの方は、多種多様なねじ類を種類豊富に取り揃えるねじコンシェル.comをご利用ください。
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