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ユニファイねじは、ねじの寸法やサイズをインチ単位で表した、いわゆるインチねじの一種です。主に流通しているユニファイねじには、ユニファイ並目ねじ(UNC)とユニファイ細目ねじ(UNF)の2種類があります。更に「極細目」(UNEF) や航空宇宙機器用 (UNJ) などの規格もあります。
ユニファイ並目ねじは、ユニファイねじの規格で標準的なピッチのねじです。
ユニファイ細目ねじはユニファイ並目ねじよりもピッチが細かく、締め付けが強く、緩みにくいのが特徴です。
こちらではユニファイねじの規格、種類、強度についてご紹介します。
目次
ユニファイねじは以下のようにJIS規格で規定されています。
ユニファイ並目ねじ:JIS B 0206やJIS B 0210
ユニファイ細目ねじ:JIS B 0208やJIS B 0212
JIS規格表を見るとミリ単位での記載もありますが、通常はインチで表します。日本がメートル法を採用しているため、ミリ単位に換算して表記される事があります。
ユニファイ規格の呼びサイズはメートル規格とは異なり、No.0、No.1、1/4、2"などの表記になります。No.0などは“番手サイズ”と位置付けされ、この場合は「ゼロ番」と呼ばれます。1/4などは“分(ぶ)ねじ”と位置付けされ、1インチ(約25.4mm)を8等分し分数で表したものがサイズとなります。これをミリで換算する場合は、25.4を分母で割り分子を掛けたものになります。
例えば、1/4の場合、1インチの1/4の長さを指しています。
ミリ換算すると、25.4mmを1とした時の1/4のサイズになるので25.4mm÷4×1=6.35mmとなります。
並目・細目を表すには、ねじピッチを表す山数(1インチあたりのねじ山数)を表記します。
例:3/4の並目(10山)→3/4-10UNC
1/2の細目(20山)→1/2-20UNC
ユニファイねじの規格品寸法一覧はこちら
主なユニファイねじの種類は2つ、ユニファイ並目ねじ、ユニファイ細目ねじがあります。
その他にUNEFなどもありますが、一般市場ではあまり使用されていません。
ユニファイ並目ねじは、標準的なピッチのねじでねじ山の角度はメートルねじと同じく60°になっているタイプです。山数と一緒にUNCという記号が付いているのがユニファイ並目ねじです。
ユニファイ細目ねじは、ユニファイ並目ねじよりもピッチが細かいねじで、締め付けが強く、緩みにくいという特徴がポイントです。ねじ山の角度はメートルねじやユニファイ並目ねじと同じく60°、山数と一緒にUNFという記号がついていればユニファイ細目ねじです。
ウィットねじは、同じインチねじでもユニファイねじとは異なるものです。ユニファイねじのねじ山角度が60°であるのに対し、ウィットねじのねじ山角度は55°となっています。一部のサイズではユニファイねじにウィットねじを嵌められることから”ユニファイねじとウィットねじは同一”と誤解されることもありますが、規格の異なるねじであり基本的に互換性はありません。
ウィット規格はイギリスのウィットウォースによって産業革命期の1841年に標準ねじとして史上初めてつくられた規格で、世界各国に広まりました。JIS規格では1968年まで規定されていましたが、その後廃止されています。ウィットねじは規格としては廃止となっていますが、主に建築関係などでは現在でも使用されており市場にもたくさん流通しています。
【ねじコンシェル.com】でお取り扱いのあるユニファイねじを一部ご紹介します。
材質:SCM、ステンレス
表面処理:生地、生地(黒色)
サイズ:#0~3/8
ユニファイ規格で、欧米製の機械、自転車・バイク・自動車といった車両の一般的な締結に使用されています。
材質:SCM、ステンレス
表面処理:生地、生地(黒色)
サイズ:#2~3/4
頭部が皿形状(皿頭)をしており、ザグリ(座ぐり)加工を施してから取り付けることで、部材表面とボルト頭部とが平面に美しく仕上がります。
材質:SCM、ステンレス
表面処理:生地、生地(黒色)
サイズ:#10~5/8
六角穴付止めねじのユニファイ(細目)規格品です。細目はピッチが細かいため振動による緩みに強く微調整も行えます。
材質:ステンレス
表面処理:生地
サイズ:#0~1/4/p>
(+)なべ小ねじのユニファイ(細目)規格品です。細目はピッチが細かいため振動による緩みに強く微調整も行えます。
ねじ締め付けの場面では、雄ねじと雌ねじの間に必ず摩擦が存在します。摩擦には物体に力を加えてから動き出すまでの静止摩擦力と、物体が動き始めてからの動摩擦力があります。一般には摩擦力は物体が動き出す直前に最大の大きさになり、これが最大静止摩擦力です。
ねじの強さは、この摩擦の原理を生かして最大の強さを出すことができます。ねじの締め付けにおいて最大静止摩擦力の地点を探す必要があるわけです。
これはユニファイねじにおいても同様で、ユニファイねじの強度を活かすためには、締め付けにおいて最大静止摩擦力を引き出さなくてはなりません。
ちなみにボルト自体の強度については、規格品の場合にJISで強度区分として規定されています。
強度区分には、3.6、4.6、4.8、5.6、5.8、6.8、8.8、9.8、10.9、12.9の10段階があり、ねじでは4.8、8.8、10.9、12.9の強度区分が代表的な強度区分となります。「.」の左側の数字は「呼び引っ張り強さ(引張強度 金属が破断するまでの最大の強さ)」を示し、右側の数字は呼び引っ張り強さに対する「降伏点(塑性変形し元の形に戻らなくなる最小の強さ)」の比率を示します。例えば3.6なら呼び引張強さが3の100倍の300N/mm²、降伏点は300×0.6=180 N/mm²、ここまでは塑性変形しないことを示しています。
ユニファイ規格では強度区分が「G-5」などと表されます。これはJISで言うと、S45C材の8.8相当の強度となります。
ユニファイねじをDIYで活用したい、などのニーズがあるときは通販を利用するとスムーズに見つかるかもしれません。
ここまでユニファイねじの規格、種類、強度についてご紹介しました。
ユニファイねじなどのインチねじは、1インチを基準にこれを1/8単位で分けて、その分子を使って呼びます。例えば3/8なら「3分(ブ)」、1/2なら分母を8にすると4/8なので「4分」です。分母が1より小さくなる場合は「番手」と呼ばれるNo.00~No.12の番号を用いて表し、例えばNo.6は「ロク番」と呼びます。製品選びの際は覚えておくとよいでしょう。
ユニファイねじを通販で取り扱うねじコンシェル.comでは、ねじ、ボルト、ナット、ワッシャーなどの各種商品が種類豊富に揃っていますので、どうぞご利用ください。
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